五月病と適応障害との関係は?

五月病 適応障害 について

 

五月病とは、4月に新しく入ってきた新入社員や新入生が、

環境の変化に対応できないことが原因の精神的な疾患の総称ですね。

 

ただし、五月病は正式な病名ではありません。

 

「適応障害」あるいは「うつ病」と診断されます。

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時々「五月病」=「適応障害」というのを耳にします。

 

しかし、これは正確ではありません。

 

適応障害とうつ病は違う病気です。

 

適応障害はストレスが原因で日常生活や社会生活に

支障がでてしまう精神的な病気です。

 

うつ病は原因が特定されなくても強いうつ状態が

長く(2週間以上)続く病気ですね。

 

 

うつ病は脳細胞が萎縮(いしゅく、小さくなること)しますが、

適応障害は脳細胞が萎縮していない状態ですので、

そこが2つの大きな差になります。

 

 

つまり、環境の変化によるストレスで、

適応障害になることもうつ病になることもあり、

この2つの総称を五月病という事ができます。

 

ですから、五月病は適応障害でない場合もありますので、

五月病=適応障害というのは正確性に欠ける表現になります。

 

 

さて、適応障害とうつ病は違うとされていますが、

関係性は非常に強いです。

 

適応障害を放置しておくとうつ病になる可能性が高いです。

 

という事は、適応障害はうつ病の前段階と考えることもあります。

 

また、うつ病と適応障害とは一応区別されていますが、

適応障害が脳が萎縮する前段階と考えると

軽いうつ病との区別がほとんどなくなります。

 

 

ただし、うつ病と適応障害はそれぞれ診断基準があります。

 

それで、うつ病の診断基準に当てはまった場合はうつ病で、

うつ病の判断基準に当てはまらず、精神的異常の原因がハッキリしていれば

適応障害と診断される、と考えていいでしょう。

 

 

いろいろ考えると、五月病と適応障害、うつ病の関係は、

なんだか微妙ですね。