ロードプライシングのメリット・デメリット

ロードプライシング メリット デメリット について

 

都市部や観光地など渋滞の激しい地域で、渋滞緩和を目的として

ロードプライシング(混雑課金)が検討されることがしばしばありますね。

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そこで、ロードプライシングのメリットとデメリットを考えてみました。

 

ロードプライシングのメリット

 

ロードプライシングが導入されれば、

その区域で自動車に乗る人が減るでしょう。

 

そうなると、渋滞が緩和されますよね。

 

東京都では渋滞による経済損失が年間5兆円、

と言われています。

年間の経済損失が9兆円という試算もあります。

 

渋滞が緩和されれば、経済損失が減りますよね。

 

 

また、渋滞が緩和されると二酸化炭素の排出量が減るでしょう。

 

渋滞でノロノロ運転をしていると燃費が悪くなりますよね。

 

そうなると、二酸化炭素の排出量が増えますよね。

 

ですから、渋滞が緩和されることで二酸化炭素の排出量が

減るという事が考えられます。

 

そして、排出ガスの量も減るので、大気汚染が緩和されるでしょう。

 

 

そして、道路が狭いのに車の交通量が多いと、

交通事故が発生しやすくなります。

 

また、渋滞を避けるために抜け道を通る車も多いですが、

抜け道は生活道路であることが多く、

抜け道を通る車が増えると交通事故が発生しやすくなります。

 

それで、ロードプライシングが導入されて渋滞が緩和されれば、

交通事故が減る、というメリットも考えられます。

 

 

また、ロードプライシングで徴収したお金は、

道路などの整備に使われることになると思いますが、

導入によって道路が整備され、安全性と利便性が高くなる

というメリットも考えられますね。

 

ロードプライシングのデメリット

 

ロードプライシングのデメリットとして考えられることは、

まず、ロードプランシング導入によって、

その区域やその周辺に住んでいる人の負担が増えますね。

 

そうなると、他の地域へ引っ越す人が増える可能性があります。

 

ですから、人口が減る、という事が考えられます。

 

 

また、物を運ぶコストが高くなりますよね。

 

そうなると、ロードプライシングが導入された区域の、

物やサービス値段が高くなることが考えられます。

 

お店で売られている物だけではなくて、

宅配便などの料金の値上げや、家電、建物などの出張修理代、

など様々なサービスの値上げの可能性が考えられます。

 

そうなったら、その区域とその周辺の人や企業が引っ越してしまい、

人口や企業数が減ってしまう可能性が考えられますね。

 

 

また、ロードプライシングが導入された区域への訪問者が減るでしょう。

 

そうなったら、その区域のお店などの利益が減ることが考えられます。

 

それで、その区域の景気が悪くなることが考えられます。

 

それで、法人税や個人事業主の方の地方税、

地方消費税・タバコや酒などの税金が減ることも考えられます。

 

人口が減れば、地方税が減りますね

 

つまり、地方自治体の税収が減る、という事になります。

 

 

ただし、これらのデメリットは課金する車両や時間を選んだり、

あるいは鉄道やバスなどの公共交通機関を充実させることで、

デメリットを緩和することができますね。

 

 

日本ではまだロードプライシングは導入されていません(※1)が、

世界を見わたせばいくつかの都市で導入されています。

 

それで、公共交通機関が充実している都市では、

ロードプライシングが有効に機能しています。

 

いくつかの都市で有効に機能しているからといって、

日本で導入したら有効に機能するとは限りませんけどね。

 

(※1)
ロードプライシングは、高速道路や有料道路を含めることがあります。

しかし、一般的には高速道路や有料道路はロードプライシングと

考えないことが圧倒的に多いので、

ここでは高速道路や有料道路をロードプライシングと考えていません。

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