イグノーベル賞でゴリラの研究といえば、見えない…

イグノーベル賞 ゴリラ について

 

人々を笑わせ、ユーモアがあり、そして考えさせてくれる研究に

贈られるのが「イグノーベル賞」ですね。

 

過去には本当にさまざまな面白い研究が受賞しています。

 

 

様々な研究が受賞している中で私が好きなのが、

いわゆる「見えないゴリラ」と言われている、

認知心理学的な研究です。

 

どういう研究なのか、を説明する前に、

ちょっとやっていただきたいことがあります。

 

下の動画を見ていただき、白い服を着たチームが

何回パスをしたのかを数えてみてください

わかりましたでしょうか?

正解は15回です。

正解した方、おめでとうございます。

 

って、この動画はそんなことが問題ではないのです。

 

この動画のポイントは、“ゴリラ”です。

 

あなたは上の動画を見たときに、

ゴリラの着ぐるみが通り過ぎて行ったのに気付きましたか?

 

実験では、半数くらいの人が

途中でゴリラが通り過ぎて行ったのに気付かなかった、

ということなんです。

 

恐らく、この記事で初めて上の動画を見た、という方でも、

半数以上はゴリラの存在に気付いたと思います。

 

動画の前に「見えないゴリラ」というフレーズを出していますからね。

 

しかし、何も伝えず、ただ

「何回パスをしたか数えてください。」

と言っただけであれば、

半数近くの方がゴリラに気付かなかったのではないかと思います。

 

この研究は、人間は集中していないことに対しては

たとえ視界に入っていたとしても認識されない、

という結果を示したものになります。

 

ゴリラを認識できなかった方は、

もう一度動画を見ていただくと

しっかりとゴリラが通っていく姿を見ることができると思います。

 

ゴリラが画面の真ん中をゆっくりと通っていますので、

視界に入っていたはずです。

 

しかし、それを認識できないわけですから、

いかに集中していないことに対しては認識できないことが

わかりますよね。

 

 

このことは、私たちもちょっとしたことを行うと

わかると思います。

 

まず、あなたの家のリビングでも台所でもあなたの部屋でも

どの部屋でも構いませんので、1つ選んでください。

 

あなたが今いない部屋にしてくださいね。

 

あなたが今現在、リビングにいるのであれば、

寝室とかお風呂とかトイレとかにしてください。

 

そして、選んだ場所に赤い色がついているものが

いくつあるか考えてみてください。

 

恐らく、赤色にこだわって購入したものは

すぐに思い浮かべることができるでしょう。

 

それ以外にも思い浮かべるものが

いくつかあるかもしれませんね。

 

そして、実際にその場所を見てください。

 

赤色のついたものが思った以上にあって驚くのではないでしょうか?

 

リモコンのボタンなどが見逃しがちだと思います。

 

普段視界に入っているはずのものが、

認識できていない、という典型的な例ですね。

 

 

このことに関しては、イグノーベル賞を受賞した

クリストファー・チャブリス氏・ダニエル・シモンズ氏の2人が書いた

「錯覚の科学」(原題“The Invisible Gorilla” 直訳「見えないゴリラ」)

という邦題で本が発売されています。

 

興味のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか?