花粉症の季節になりましたね。
それで最近、「花粉症にワセリンが効果的!」ということで話題になっていますね。
しかし、ワセリンを試してみたものの、くしゃみ・鼻水などが全然止まらない、ということもあると思います。
「多くの人が効果的だと言っているものが、なぜ効かないんだろう?」
と、あなたは疑問に思いませんでしたか?
では、多くの人が花粉症に効果があるとしているワセリンを使っても効かないのはなぜなのでしょうか?
そして、その場合の対処法はあるのでしょうか?
ワセリンが花粉症に効果的な理由
まずは簡単にワセリンがなぜ花粉症に効果的なのか、紹介します。
ワセリンは本来、肌を保護し保湿することが目的のものです。
肌の内側から水分が蒸発するのを防ぎ、そして外側からのほこりや有害物質などの刺激から肌を守る働きがあります。
ただし、ワセリンそのものは肌には浸透せず、直接保湿する働きはありません。
あくまで肌を保護することで保湿する効果を期待したものです。
それで、鼻の中にワセリンを塗れば、花粉が鼻の中の粘膜と接触するのを防ぐことができます。
また、花粉は一度皮膚に当たってから鼻や目に入ることが多いんですが、鼻や目の周辺にワセリンを塗ると花粉を吸着するので、目や鼻に入る花粉の量を減らすことができます。
花粉症にワセリンが効かない理由とは?
花粉症にワセリンが効かないこともあります。
その理由は以下の2つです。

ワセリンの量が少ないと、花粉をブロックすることができないので、症状を抑えることができません。
ワセリンは目の中に入らなければどれだけたくさん使っても問題はありません(一部商品は目に入っても大丈夫)ので、たっぷりと塗ったほうがいいです。
花粉の量が多すぎる
花粉の量が多すぎると、特に目に花粉が入るのをブロックすることができません。
ワセリンは目を覆ってブロックするのではなく、あくまで目の周辺の皮膚についてから目に入ってくる花粉をブロックするだけです。
これだけでもかなりの量の花粉をブロックすると言われていますが、目に直接入ってくる花粉もあります。
それはさすがにブロックすることはできません。
ワセリンの効果が切れた
ワセリンの効果が続く時間は3~4時間くらいとされています。
それ以降は花粉をブロックすることができなくなるので、効果がありません。
気が付いたときなどにマメに塗ることが大切ですよ。
花粉症にワセリンが効かない時の対処法
花粉症にワセリンが効果的なのは多くの人が実感していますが、効果には限度があります。
すべての花粉をブロックすることができるわけではありません。
ですから、マスクや花粉症用のメガネなどを同時に使用したほうがいいですよ。
ワセリンは、マスクやメガネなどの花粉症をブロックする効果を高くするものだと考えたほうがいいのかもしれません。
なかにはワセリンを使ったらマスクをしなくてもよくなった、という人もいますが、耐えられる花粉の量は個人差が非常に大きいです。
症状がおさまらなくても使い方さえ正しければ、ある程度の量の花粉はブロックすることができているはずなので、マスクやメガネの効果をより高めてくれている、と考えて大丈夫ですよ。