子宮筋腫の手術をしたら痩せるのでしょうか?
病気で手術をした場合、やせることが多いですよね。
ですから同様に子宮筋腫の手術後もやせるのではないか?と考えてしまうのかもしれません。
まずは、子宮筋腫の手術で卵巣を摘出しなかった場合です。
子宮筋腫の手術後にやせる、ということはあり得ます。
それは、子宮筋腫を摘出した分の体重が減るからです。
しかし、それ以外で子宮筋腫の手術の影響で痩せる、という事は、ちょっと考えづらいです。
逆に子宮筋腫の手術後に太るという事も考えられないです。
子宮筋腫の手術の時に炭酸ガスでおなかを膨らますと、術後数日はガスがおなかに残るのでおなかが張った状態が続くこともあります。
しかし、子宮筋腫の手術の影響で太ることはないでしょう。
もし太ったとしたら、それは術後に安静にしていたからだと思います。
手術後に体重が減るのは、胃や腸などの消化器系の手術の時がほとんどです。
例えば、同じがんでも、胃がんの術後は痩せるけど、肺がんの術後は痩せない、という事があります。
子宮筋腫は消化器系の病気ではありませんので、体重に影響をおよぼすことはほとんどないと考えていいでしょう。
子宮筋腫の手術で子宮全摘出すると、ホルモンバランスが崩れて体重に影響があるのではないか、という事を耳にします。
しかし、子宮全摘出してもホルモンバランスにほとんど影響はないでしょう。
卵巣を摘出しなければホルモンバランスへの影響はほとんどない、と考えていいでしょう。
次に、子宮筋腫の手術で卵巣を摘出した場合ですが、卵巣を摘出したら女性ホルモンを作り出す能力が弱くなります。
それで、体重に影響をおよぼす可能性があります。
しかし、多くの場合はおなかに脂肪が付きやすくなるので、体型が変わることがあっても体重に大きな影響は及ぼさないだろう、と言われています。
卵巣を摘出した分は体重が減りますが、それ以上は体重に変化はないだろう、という事です。
子宮筋腫の手術後にやせた、という事は少なくありません。
それは、生活習慣を改善されている方がほとんどです。
子宮筋腫は摘出しても子宮全摘出しない限り再発の可能性があります。
ですから、健康に気を使う方が多いです。
健康に気を使えば自然と標準体重くらいになりますよね。
また、子宮全摘出したり卵巣を摘出した方も、手術をきっかけに健康に気を使う方が多いです。
それで標準体重くらいになる方は多いと思います。
もし、子宮筋腫の手術後に原因不明でやせた場合、他の病気の可能性がゼロではありません。
ですから、心配であれば医師に相談することをおススメします。